News
③ 採血室からこんにちは!あなたの健康、肝臓・胆嚢・膵臓が語る物語
採血でわかることの中でも、特に重要なのが「生化学検査」です。 今回は、私たちの体で大切な役割を果たす肝臓、胆嚢、膵臓の働きを調べる検査項目についてご紹介します。
体の司令塔!肝臓・胆嚢・膵臓って?
これらの臓器は、消化吸収、代謝、解毒など、生命維持に欠かせない重要な役割を担っています。
1. 肝臓:体の化学工場!
- •役割: 栄養素の代謝、有害物質の解毒、胆汁の生成、タンパク質の合成など、500種類以上の働きをこなす「沈黙の臓器」です。
- •主な検査項目:体の中でトラブルが起きていないか、免疫の状態がわかります。
- AST (GOT) / ALT (GPT):肝臓や胆道に異常があると上昇する酵素。アルコールの影響でも上昇しやすいことで知られています。
- γ-GTP (ガンマGTP):糖赤血球の中にある、酸素を運ぶ赤い色素。貧血の有無を判断する重要な指標です。
- ALP (アルカリフォスファターゼ):肝臓や胆道、骨などに多く含まれる酵素。胆汁の流れが悪くなると上昇します。成長期には、高値になることもあります。
- 総ビリルビン (T-Bil):赤血球が壊れた際にできる色素。肝機能障害や胆道閉塞、赤血球が壊れることなどで上昇すると黄疸の原因になります。
- 総タンパク (TP) / アルブミン (Alb):肝臓で作られるタンパク質。肝機能が低下すると減少することがあります。
2.胆嚢:胆汁の貯蔵庫!
- •役割: 肝臓で作られた胆汁を一時的に貯蔵・濃縮し、消化を助けるために十二指腸へ送り出します。
- •主な検査項目:
- 肝臓の項目(γ-GTP, ALP, 総ビリルビンなど)が、胆嚢や胆管の異常(胆石、胆管炎など)によっても上昇することがあります。
3.膵臓:消化と血糖の調整役!
- •役割: 消化酵素(アミラーゼなど)を分泌して消化を助け、血糖値を調整するホルモン(インスリンなど)を分泌します。
- •主な検査項目:
- アミラーゼ :膵臓で作られる消化酵素。膵炎などで膵臓に炎症が起きると血液中に漏れ出し、上昇します。
あなたの健康は、肝臓・胆嚢・膵臓が教えてくれます。
これらの検査項目は、自覚症状が出にくい肝臓や膵臓の病気を早期に発見し、適切な治療につなげるために非常に重要です。 今日の採血が、あなたの未来の健康に繋がる第一歩となりますように。
ご協力ありがとうございます!
【検査科】採血・採尿の疑問解決します!【コラム】
採血は、あなたの体の中で何が起こっているのかを知るための大切なステップ。
02 採血室からこんにちは!あなたの健康、血液細胞が語る物語
今回は、赤血球と白血球にスポットを当ててみましょう。
03採血室からこんにちは!あなたの健康、肝臓・胆嚢・膵臓が語る物語
腎臓の働きを調べる検査項目についてご紹介します。
生活習慣病と深く関わる脂質の検査項目についてご紹介します。
肝臓、胆嚢、膵臓の働きを調べる検査項目についてご紹介します。





