⑤ 採血室からこんにちは!あなたの健康、腎臓が語る物語

採血でわかることの中でも、特に重要な「生化学検査」。今回は、体の老廃物を処理する大切な臓器である腎臓の働きを調べる検査項目についてご紹介します。

 

腎臓ってどんな働きをするの?

腎臓は、胴体の中ほど左右に2つある握りこぶし大の臓器です。主な役割は、血液をろ過して体内の老廃物や余分な水分を尿として排出し、きれいな血液を体に戻すことです。
その他にも、体内の水分量や電解質のバランスを保ったり、血圧を調整したり、骨を作るホルモンを活性化させたりと、生命維持に欠かせない大切な働きをしています。

 

腎機能に関する主な検査項目

腎臓の働きは、主に以下の項目で評価されます。

1.クレアチニン (Cr)

  • •腎機能の評価: 筋肉の活動によって作られる老廃物で、腎臓から排泄されます。
  • •ポイント:腎機能が低下すると、血液中にクレアチニンがたまり、値が高くなります。

 

2.eGFR (推算糸球体ろ過量

  • •腎機能の評価: クレアチニンの値と年齢・性別から計算される、腎臓が血液をろ過する能力を示す指標です。
  • •ポイント:腎機能の低下を早期に発見できる、最も重要な指標の一つです。値が低いほど、腎臓の働きが低下していることを示します。

 

3.尿素窒素 (BUN)

  • •何がわかる?: タンパク質が分解されてできる老廃物で、腎臓から排泄されます。
  • •ポイント:腎機能が低下すると、血液中に尿素窒素がたまり、値が高くなります。脱水や消化管出血などでも変動することがあります。

慢性腎臓病 (CKD) って?

これらの検査項目に異常が見られる場合、「慢性腎臓病 (CKD)」の可能性があります。 CKDは、自覚症状がほとんどないまま進行し、末期になると透析や腎移植が必要になることもあります。
高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が原因となることも多く、早期発見・早期治療が非常に重要です。
定期的な検査で自分の腎臓の状態を知り、必要に応じて生活習慣の改善や治療を行うことが、将来の健康を守るために役立ちます。

 

 

あなたの健康は、腎臓が教えてくれます。

今日の採血が、あなたの未来の健康に繋がる第一歩となりますように。

ご協力ありがとうございます!

 

 

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