診療科・部門紹介

泌尿器科

女性専用の泌尿器科外来を設け、
老若男女を問わず、
あらゆる泌尿器疾患の
診療体制が整っています

泌尿器科Urology

泌尿器科Urology

当院の泌尿器科は前立腺や膀胱のがん、排尿障害、尿路結石など、泌尿器の疾患を幅広く診療しています。2022年4月に泌尿器がん、尿路結石の診療経験豊富な池上要介部長が加わり、ほとんどの泌尿器疾患に対して診断と治療を行える体制が整いました。尿路結石は内視鏡治療と体外衝撃波治療が可能で、前立腺がん、膀胱がん、腎がん、副腎腫瘍などに対し、体への負担が少ない腹腔鏡手術をも行っています。膀胱を摘出した患者さんに対し、自身の腸の一部で代用膀胱を作る手術が行えることも特徴です。また、女性の患者さんが受診しやすいように、毎週木曜日には女性専用の泌尿器科外来を開設しています。

知識・経験の豊富な医師

知識・経験の豊富な医師

知識と経験が豊富な医師たちが治療にあたっています。

先進機器完備

先進機器完備

先進の機器も揃え、より高い水準での治療をめざしています。

責任者
責任者

泌尿器科部長
池上 要介

2001年名古屋市立大学医学部卒業後、同大学泌尿器科に入局。同大学附属病院、愛知県がんセンター研究所などで泌尿器疾患の診療と研究に携わる。2011年名古屋市立大学医学部附属東部医療センター泌尿器科・女性泌尿器科部長。2021年名古屋市立大学医学部附属東部医療センター准教授。2022年4月総合犬山中央病院泌尿器科部長就任。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。臨床研修指導医。

2001年名古屋市立大学医学部卒業後、同大学泌尿器科に入局。同大学附属病院、愛知県がんセンター研究所などで泌尿器疾患の診療と研究に携わる。2011年名古屋市立大学医学部附属東部医療センター泌尿器科・女性泌尿器科部長。2021年名古屋市立大学医学部附属東部医療センター准教授。2022年4月総合犬山中央病院泌尿器科部長就任。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。臨床研修指導医。

message –

私はこれまで、名古屋市立大学医学部附属東部医療センターなどで多数の泌尿器がん治療、尿路結石内視鏡治療を経験してきました。泌尿器がんの手術では腹腔鏡を使用した患者さんの体に優しい手術に取り組んできたほか、膀胱がんで膀胱摘出した患者さんに対し、ご自身の腸の一部で代用膀胱を作る手術も行いました。今後、このような低侵襲手術、生活の質を高めるための手術を含め、犬山地域の患者さんに身近な当院で専門性の高い手術を提供していきます。また、女性特有の疾患である骨盤臓器脱などの手術でも多数の経験があります。泌尿器科は男性の患者さんが多く、女性の患者さんは受診しにくい印象があったのではないでしょうか。当院では、毎週木曜に女性専用の泌尿器科外来を開設しています。女性では骨盤臓器脱、尿失禁、過活動膀胱、間質性膀胱炎、膣瘻などが増加しています。女性の患者さんがリラックスできるように診察室も模様替えしたので、悩みがある方は気軽に何でも相談してください。さらに小児の泌尿器先天性疾患の診療にも取り組んできましたので、今後この地域の患者さんが遠方の病院まで行かなくても、当院で診療が受けられるようにしていきたいと思います。

医師紹介
医師紹介

泌尿器科部長    池上 要介

日本泌尿器科学会泌尿器科専門医・指導医、日本内視鏡外科学会 技術認定証(泌尿器科腹腔鏡)、日本がん治療認定医機構認定医、日本泌尿器内視鏡学会代議員、緩和ケア研修会修了、日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術認定医、臨床研修医指導医

医員    松山 奈有佳

日本泌尿器科学会泌尿器科専門医

担当日木曜日の外来を担当

非常勤医    渡邊 將人

泌尿器科医師

担当日火曜日の外来を担当

非常勤医    吉田 諭史

泌尿器科医師

紹介医療機関の先生方へ

当院では、尿路結石をはじめとする泌尿器疾患の救急に24時間365日対応し、尿路結石は紹介当日の治療も可能です。このほど泌尿器がんや女性の泌尿器疾患の診療体制を強化し、腎移植を除く幅広い治療を完結できるようになりました。前立腺肥大症や過活動膀胱では病診連携を積極的に進めていく考えです。ご紹介いただいた患者さんの病状が落ち着いたら、かかりつけ医の先生方に投薬や経過観察をお願いしたいと考えております。男性はもちろん、女性、小児の泌尿器疾患も積極的に診療していますので、お困りの症例がありましたら、いつでもご紹介ください。

※資格等についての問い合わせ:総合犬山中央病院 TEL:0568-62-8111

尿路再建部門の設立

総合犬山中央病院 泌尿器科では、2025年7月に「尿路再建部門」を設立します。
当部門では、腎臓から尿道に至る尿路の疾患において再建手術が必要な患者さんに対する専門的な診断・治療を行っています。尿路の狭窄や損傷などの問題を抱える患者さんが対象となります。
これにより、都市部の大きな病院に行くことなく、犬山で安心して手術や治療を受けられる環境が整いました。

対象疾患について

1.尿管狭窄

腎臓から膀胱までの通路に通過障害を認める疾患。

~下記患者さんが治療の対象となります~

  • 定期的に尿管ステントカテーテルを交換している患者さん
  • 定期的に腎瘻を交換している患者さん

 

~主な疾患~

  • 腎盂尿管移行部狭窄症
  • 内視鏡による尿管結石治療後の医原性尿管狭窄
  • 後腹膜線維症による尿管狭窄
  • 他科手術による尿管損傷

 

~治療方法~

  • 腹腔鏡下腎盂形成術(腎盂尿管移行部狭窄症)
  • 膀胱尿管新吻合術(下部尿管狭窄)
  • Psoas hitch法
  • Boari Flap法
  • 回腸尿管
  • 尿管端々吻合
  • 尿管剥離術・移動術

2.尿道狭窄症

膀胱の出口からペニスの先までの尿道に通過障害を認める疾患(前立腺肥大症は除く)。

~下記患者さんが治療の対象となります~

  • 定期的に尿道バルーンカテーテルを交換している患者さん
  • 定期的に膀胱瘻カテーテルを交換している患者さん

 

~主な疾患~

  • 医原性尿道狭窄症:経尿道的手術後の尿道狭窄
  • 尿道損傷
  • 尿道狭窄症(原因不明)

 

~治療方法~

  • 前部尿道形成術
  • 後部尿道形成術

3.前立腺癌手術後の難治性尿失禁

前立腺癌手術後の6か月以上継続する、難治性の尿失禁に対し、人工尿道括約筋埋め込み術(AMS800)を行っています。

 

尿路再建部門では、高度な技術を駆使し、患者さんの生活の質の向上を目指した治療を行っています。診療についてのご相談や詳細は、当院泌尿器科までお気軽にお問い合わせください。

 

 

ウーマンライフサポートセンターyoutube

当院ウーマンライフサポートセンターのご紹介!

泌尿器科医の池上先生と松山先生が、センターの取り組みについてわかりやすくお話ししています

女性に関する生活の質を妨げるさまざまな疾患やお悩みに対し、診断・治療・ケアサポートを行う専門の組織です。

1つのセンターとして、泌尿器科と婦人科の医師だけでなく、排尿機能検査士の資格を持つ専従の看護師や理学療法士などの多職種が専門知識を駆使し情報共有して、お一人おひとり女性のいのちや健康、生活をサポートします。