お知らせ
海外研修生が当院を視察 〜5S-カイゼン活動を通じた学び〜【8月8日(金)】
2025年8月8日(金)、国際協力機構(JICA)の研修プログラムの一環として、海外研修生21名の皆さまが当院を視察されました。
研修生は医療分野で活躍される方々であり、現場改善や病院組織の運営に関する学びを目的として日本の医療機関を訪問されました。
5S-カイゼン活動を中心にした視察
当院では長年にわたり「5S-KAIZEN活動」を軸に、職場環境の改善や業務効率の向上を推進してきました。 今回の視察では、以下のような取り組みをご紹介しました:
理事長による開会の挨拶
院長による講義:「総合犬山中央病院における5S-TQM改善を使った総合的医療の質管理について」
宮村副院長の講義:「5S原則による病院変革に向けた6週間」
松田次長による講義:「総合犬山中央病院改善活動の実装」
部署見学と現場での学び
【薬剤部】
薬剤部では、薬剤の正確な管理を徹底するための厳格な体制を構築しています。 在庫管理の「見える化」や、業務プロセスの合理化により患者の安全を守りつつ、コスト削減にも成功しています。
【検査科】
検査科では5S-KAIZEN活動を活用し、業務の効率化を実現しています。 機器の配置や作業スペースの整理整頓により、スタッフの負担軽減や運営コスト削減を図る取り組みを行っています。
【ウーマンライフサポートセンター】
当センターでは、女性の健康とライフステージに寄り添う先進的な医療サービスを提供しています。 その活動は、研修生たちにとって新しい視点を得る貴重な機会となりました。
研修生からの感想
研修生の皆さまは、当院での取り組みに大変感銘を受けた様子でした。 特に、「カイゼンマインド」に基づき、職員一人ひとりが主体的に改善に取り組む姿勢に大きな刺激を受けたとのことです。
また、自国の医療現場と比較しながら、帰国後にどのように5S-KAIZEN活動を展開していくかを真剣に考える機会となったとお聞きしました。
国際交流を通じた学びと貢献
今回の視察を通じて、海外からの研修生に日本の医療現場での取り組みを直接ご紹介できたことは、当院にとっても非常に有意義な機会となりました。
研修生の皆さまからの質問や意見は、私たち自身が自らの活動を振り返り、さらに改善していくための刺激となりました。
また、国際協力の一環として当院の取り組みが他国の医療現場でも役立つ可能性があることを、大いに嬉しく感じております。
研修生の皆さま、そしてJICAの関係者の皆さま、この度は当院をご訪問いただき誠にありがとうございました。皆さまの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。